2022年10月4日
古本屋をやる上で必ず取得しなくてはいけないのが古物商許可である。
所在地を記載しないといけないとのことだったので物件が決まったら届けを出しにいこうと考えていた。
いざ、物件が決まったという段階で埼玉県警のHPから用紙をダウンロードして書類を作成する。
ちなみに埼玉県の場合用意する書類はこんな感じ。
- 古物商・古物市場主許可申請書
- 略歴書
- 誓約書
- 手数料納付書
加えてHPがある場合にはURLを記載した書類とそのサイトを所有していることを証明する書類を用意しないといけないんだけどこれについては後に補足する。
プリンターは備品の中でも一番最初に買ったものだったんだけどこれがあることによって事務がかなりスムーズになった。奮発してまあまあ良いやつ買ってよかった。
書類を用意してあとは浦和警察署に行くだけ、というところまで来てそこで最初の難関がやってきた。
身分証が届かない。
身分証明書というのは破産していないとか、禁治産者ではないということを記載した書類なんだけど、これは本籍地の役場じゃないと発行ができない。本籍地は同じ埼玉県内だけど平日に行くのが面倒だと思ったので郵送で取り寄せを依頼することにした。取り寄せを依頼する書類を用意して現金書留で返信用封筒をつけて郵便局から役場に送る。この時点でまあまあ面倒。確か金曜日に郵便局に行ったので次の週には届くだろうと思って水、木曜あたりに警察に行けるようにスケジュールを空けておいた。
しかし、その週は3連休だったのもあり、火曜、水曜になっても身分証は届かない。心配になったので役場に電話して確認したところもう発送したとのことだった。仕方ないので辛抱強く待つしかないが結局その週は届かなかった。
こんな風に郵便を待ってやきもきするのは久しぶりの体験だった。
結局次の週の頭に届いた。これだったらスケジュールを空けたタイミングで直接役場に取りに行ったほうが早かった、と思った。
警察署に行く前の日に一応連絡をしてアポをとっておいた。9時にアポとったので早起きして自転車で浦和警察署へ行った。秋らしい日差しで気持ちよかったがしばらく自転車に載っていると汗ばむくらいの気温だった。
警察署は免許の更新の人でごった返していた。古物商許可の申請は生活安全課が窓口となっていて交通課のある1階ではなく2階だった。いわゆるドラマに出てきそうな年季の入った建物で照明も暗く、すぐ近くには刑事課もあってなかなか見ることがない警察署内に少しワクワクした。
持ってきた書類を確認してもらうとホームページの所有を証明する書類が足りないとのことだった。Whois検索でそのドメインと自分の名前が紐付けて確認できればいいということだったのでその場でスマホで検索して「これでいいですか?」と見てもらってコンビニでプリントしてくることにした。
コンビニは数ブロック歩いたところにあったのでそこでスマホからスクショを転送して印刷した。
他にも本籍地の記載が漏れているところがあったりしたので警察署の1階で記入して再度2階へ。これで書類は問題ないとのことだった。
19,000円ぶんの県証紙を1階の交通課で購入し(まだ人が多かった)それも書類に添付してもらって一通りの書類を提出し終えた。
許可証の交付まで40日かかるとのことでそれまでは営業ができないということだった。おそらく40営業日、という意味だろうからオープン時期は12月の頭くらいになりそうだ。
自分の当初の予定では11月中にオープンしたかったがこれはもうしょうがない。準備をしっかり着実にやっていく。
この一連の手続きでは役所スケジュールに左右された。段取り良く進めるなら身分証をまず先に確保すべきだったと反省している。
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