会計のことを何も知らない

2022年10月30日

古本屋を開業するにあたって、一応、学生時代に古本屋でアルバイトをしていたことがあったのでだいたいどんな感じでやればいいのかはイメージすることができた。

買取のこと、値付けのこと、本の並べ方、などなど……。

その一方でわからないこと、不安なこともたくさんあった。

特にお金のこと、会計のことは知らないことばかりで一番不安だった。

開業までに必要なお金のことは計算してだいたいこれくらいかかるだろうという把握をした。

問題なのは開業後のことだ。日々の帳簿や確定申告、在庫の管理など調べれば調べるほどやらなきゃいけないことが出てくるけどそれをどうやったらいいのかがわからない。

もともと数字が苦手でお金の管理もアバウトな人間なため、これを自分でやるのか……と思うと気分が萎えた。

苦手なことを無理にやろうとしない!が自分のテーマなので税理士に頼んだほうがいいな、と考えていた。

しかし、通っているマッサージ屋さんや美容院で確定申告のことを聞いてみたら自分でやっているという回答だった。意外と自分でできちゃうよ、とのこと。

うーん……と思いつつもまずは情報収集が大事だな、ということで、テレビでCMもやっている「ココナラ」というサービスで個人事業主の確定申告をやってくれる税理士さんを探すことにした。

お仕事の募集をかけると10人以上からコンタクトがあり、様々な提案を受けた。

メッセージでやり取りをしながら、どの範囲をお願いできるのか、こういう場合にはどうしたらいいかと質問をした。

数名とやり取りをする中で、まだ正式発注していないにも関わらずこちらからの初歩的な質問にも親切丁寧に回答をしてくれて提案の料金も良心的な税理士さんを見つけた。

その人とやり取りをする中で日々の帳簿は自分でやってみるけど今年のぶんの確定申告はチェックをしてもらってわからないことを教えてもらったりアドバイスをもらい、来年分からは自力で確定申告までやってみよう、と思えるようになった。

その人には「これまでやり取りしたなかで一番親身になっていただけたので正式にお仕事依頼させてください」と連絡をした。

その税理士さんのように「自分のお客さんになるかはわからないし利益にならないかもしれないけどそんなの関係なく人にやさしくする」って大事だと思ったし自分も店をやっていく上で実践していきたいことだなと思った。

ちなみに開業届は仕事が有給消化に入ってからすぐに提出しに行った。

面倒くさそうと思っていたけど「Freee開業」というサービスを使って簡単に書類を作成することができた。オンラインで提出することも可能のようだったけど棚卸の方法で質問したいこともあったので直接税務署に行った。提出自体はすぐに終わった。5分くらいしかかからなかったと思う。ただ、書類の納税地の記載を住所地じゃなくて店の所在地にしてしまっていたようでその訂正の確認の電話が後日きた。それも電話のやり取りだけで済んだから楽だった。

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